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【compass-log】第3388号〜キルケゴールの「野がも」と、奈良公園の鹿と、我々ニンゲン〜


半年前くらいに「奈良公園の鹿が街中をウロウロしている」というニュースがあった。

新型コロナで観光客が減っているため、鹿せんべいをもらえず、お腹が空いて街中に出てきた、

という意見もあれば、

もともと少しは街中に出ている、という意見もあった。

どちらが正しいかはわからないけれども、町中に鹿が出て、町中の食べ物を食べているというのは事実なよう。

そのニュースから半年後、昨日「激痩せした鹿」が数頭現れている、という報道があった。

これもまた、新型コロナで観光客が減っているため、観光客からの鹿せんべいをもらえずに痩せたというコメントでした。

真相はどうかわかりませんが、キルケゴールの「野がも」の話を思い出しました。

(ここから)

ある時、渡り鳥の野がもが、老人の所に飛んできました。老人はその野がもにえさを与えました。

親切な老人のお陰で、そこが居心地良くなりました。

ある時、老人がぽっくり死んでしまいました。

老人からえさをたくさん与えられてきた野がもは、えさのとり方を忘れてしまいました。

そして、死んでしまいました。

(ここまで)

野がもと奈良公園の鹿はまったく同じのように見えますね。

と、

話はここで終わらず続きます。

実は、激痩せした鹿意外に、逆に健康になった鹿も現れだしたとのこと。

観光客から無尽蔵に渡される鹿せんべいではなく、自ら草木や木の実を探して食べているため健康になってきているとのコメント。

鹿は、自ら生きる鹿と、誰かに生かされる鹿の2通りにわかれたようです。

野がもも、鹿も、我々ニンゲンも同じですね。

魚を与えられるよりも、魚の取り方を学ぶとも言いますが、

モノを与えられるよりも、自ら生きるチカラは、どの世界にも、どの生物にも必要なようです。

実によい事例ですね。

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このままコメントして戴いても、メッセージで戴いても構いません。

よろしくお願いします。


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